手組01
じわじわ差がつく手組。昔eikさんに牌譜検討お願いしたときにヤオ九牌の切り順を細かく指摘されて、こんなところまで気を配ってるのかと感動したのを思い出す。
押し引きや副露判断のミスは結構目立つけど、手組のミスは様々な要素の中でも一番と言っていいほど目立たない。でも手組がきっちりできていないと読みなども正確にできないわけだから言うまでもなく大事。要するにゲンマ読め。
01
某鉄強氏の牌譜から。
東を引いて5m切り。さすがに東切った方がいいんじゃないのと思ってTwitterにあげたら「東引きの和了率上昇が47m受けより優るとみた」とのこと。
東切ると周りから見て役牌が發しか残らないというのもありそう。7mポンされてなかったらさすがに東切りで良いかな。
02
9s切りで全鳴き。2000点でオーラス暫定トップなので相当和了の価値が高い。
鳳東は東1局はのんびり、東2局でちょっと着順意識、東3局はかなりギアチェンジして和了に向かうといったイメージ。もちろん状況次第だけど。
03
どうせ3副露の一通なんてあがれないし9sかなあなどと思ったが、今見ると普通に中でいいか。安牌は南で十分だしこの先この中を抱え続けるのはしんどい。かなりあがりたい状況だから残したさもあるけど。
04
3m切ったけどさすがに一通であがるのは無理。打1sからケイテン狙い。
05
ドラ使い必須なので9pでよかった。本譜7mは中途半端…。
13sとの比較はわずかな三色の可能性をみて。
06
東切り。2面子完成ターツ不足系はかなり字が正解になるケースが多い。生牌でも字切り。2600リーチ打ちに行け。
07
1p。ヘッドレス2シャンテン。先と同様に字牌の価値は少し通常よりさがるけど1p周りのターツができてもどうせ一通にはならないので安全度も考えるとここで切ってしまって良いと思う。
06,07はかなり基本的な選択で、うまい人はこういうのを雑に打たない印象がある。
(ちなみにMリーグの序盤手順はガバガバすぎて見てられない)
08
だいたいタンヤオドラ2狙いでガシガシ仕掛ける手。打9m。8m対子の機能性は悪くなく、仮に7m入ってもタンヤオの渡りをみると8mはある程度残す形。それならこの時点で切る。
89p中は9p→中→8pの順に切るのはもう常識。8pはタンヤオに重要な浮き牌。
9m切った後は4p3s8mだけ鳴き。
09
九段様の牌譜から。
北を切って全力で1000点をあがりに行くのが良いと思う。チートイは聴牌しないまま巡目が深くなるとケーテンとのバランスがとりづらいのでこの状況ではかなりやりにくい。
ここで1000点あがっておけばラス目の2000-3900ツモも耐えられる。上家直かツモなら2000-4000もセーフに。