麻雀は鳳東であり鳳東は麻雀

鳳東最強を目指してあれこれ言うブログ 天鳳:(#^^#) Twitter:@Kuma_Kuma_Time

オーラス判断01

テーマ別牌譜検討、オーラス編。オーラスの結果はダイレクトに成績に影響を与えるので言うまでもなく重要だ。

具体的な検討に入る前に鳳東オーラスについて整理しておく。

 

まず鳳東はそのゲームの性質上、(また、一部のプレイヤーの性質上、)低打点の和了が頻発するのでオーラスの点棒状況も僅差であることが多い。大抵のオーラスでは自分と3000点差以内に誰かがいるように感じる(集計とかしたわけではないが)。

 

そのためまずオーラスで確認すべきことは、

自分の放銃以外に着順降下するケースの存在

サドンデス条件

である。

 

オーラス開始時に2着目なら、流局や親被り、ダブロンが起きない限りその局でラスることはない。しかしダブロンはさすがにレアケースにしても、流局ノーテン罰符や親被りによるラスはそれなりに起こりうるので注意が必要である。

 

例えば、ラス目と2700点差の2着目だからと安心して降りていたらなぜか3着目とラス目が聴牌していてラスる、という悲惨なケースが起こりうる。自分より下の2人がどちらもテンパイじゃなければいいのだから大丈夫だろう、と思ってしまいがちだが、競っている下2人は自分が聴牌を入れないとラスると考えて必死に聴牌を入れようとするので、このようなケースも十分起こりうる。

聴牌料による逆転条件は、特定の他家が聴牌を目指しにくるかどうかも含めて考えることが必要である。

 

(余談だが鳳東民は流局聴牌を入れるのが異常なほど上手く、はっきり言って気持ち悪い。今まで何度それで煮え湯を飲まされてきたか。みみずとかみみずとかみみずとかみみずとか。)

 

サドンデス続行は、東4~南4局で、基本的にはトップ目の点数が30000未満だった場合に起こる。親の和了や流局聴牌を満たしていれば連荘する。

しかし稀に30000点に達したプレイヤーが存在しているのに続行となるケース、30000点以上のプレイヤーがいないのに終了するケースが存在する。理屈で言っても正直分かりづらいので、具体的なケースを考える。

 

ケース①

南4局開始時

東家 25000

南家 25000

西家 25000

北家 25000

南家が東家から2000ロン

 

この場合は即終了である。天鳳の東風段位戦は西入しない。

これが「東家から南家に2900ロン」だと続行する。親の連荘権が残った状態でまだ誰も30000に達していないので、南4局であっても通常のサドンデスと同じく続行義務が発生する。

 

また「西家の打牌に対し、北家の8000と東の5800がダブロン」も続行する。この場合は2人が30000点に達しているが、親の和了によって連荘権が発生し、かつ親がトップではないので和了やめとならない。これは東4~南3でも同じように連荘となる。

 

ケース②

東4局開始時

東家 23000

南家 29000

西家 28000

北家 20000

流局、東家と南家の2人聴牌

 

この例も南家が30000を超えているが、先のダブロンの例と同様、親の連荘権がある状態で親がトップでないので連荘・続行となる。

 

以上をまとめると、鳳東の終了条件は

 

「トビ者がいる」

または

「『「親に連荘権がない」または「親がトップ目である」』かつ

『誰かが30000点を超える』かつ『東4局以降である』」

または

「南4局で親に連荘権がない」

または

「南4局で親が30000点を超えたトップ目である」

 

となる。ごちゃごちゃしすぎて正直これで合っているのか不安だが、とにかく30000を超えても続行するケースに注意するのが大事である。

 

 

 

01

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7700放銃で南入。親の満貫ツモで2着終了。2600オールはギリ耐え。3着以下になるケースはほぼなさそう。

愚形だからと普段なら飛びつく3mでもこの状況だと自分は若干迷う。下家は実質満貫縛りで、上家も引き寄りに打つだろうから脇に任せていものかどうか。まあでもとりあえずここだけでも鳴くんですかね。そこまで守備力落ちない気がするし親に勝負しての放銃はある程度許容だし。

鳴いた後は8m中のみ仕掛ける方針で。

 

02

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 下家のドラポンが入って、放銃すると南入することが確定。聴牌に取るか、スルーしてオリを決め込むかの選択。

放銃したくなさすぎてよほどスルーしようか迷ったが、なんだかんだ(たぶん先制の)良形テンパイだしポンした。てかトップ目なのにこんな分かりやすい危険に突っ込んでいくのはどうなんですかね。これだと3mチーも怪しく思えてきてしまうが、ドラポン見える前だしまあいいか。

 

03

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和了すればラス回避。それ以外はほぼ即ラス。

ダマだとツモか北家からの直撃で2着、それ以外の和了で3着。

立直だと和了で2着は確定、ツモ裏でトップ。

 

立直で和了率低下するケースがどれほどあるかだが、現張りでもないし、ダマで8sスライドできるメリットを含めても2着率の上昇分を上回らない気がする。よって立直。

 

04

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こんな中鳴いて1000点あがってもしょうがなくないですかね。自分が2着目である以上、聴牌したところで他家からのリーチに押すのがベタオリに比べて有利になるケースがほとんどない。

 

って自分は思ってしまうけど、強い人ってこういう役牌も果敢に鳴くイメージあるから正直分からない。なんだかんだサクッとあがれそうな手でもあるし。

自分がオリに自信ないのもあってスルーで。

 

05

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即ラスは放銃と自分の1人ノーテンのみ。子の500-1000ツモで南入。守備寄りの状況。

平場なら12pシャボの強さも込みで5p切るが、1p1枚見えなのもあってここでは打1pで手役・良形に寄せた方が良いかなと思っている。

 

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対面が3900以上の場合は自分が放銃すると即死。リーチ棒出すと2600でも即死になる。

一応3人とも取れる聴牌は取りたい状況なので1人ノーテンでの即ラスもありえる、と考えてチー。赤があまり見えていないのでやや気持ち悪いが。

 

 

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58m4sの切りづらさも込みでベタオリ気味に2pを切ったが、対面のカンチャンシャボが否定されていないので中途半端な気がする。1副露で手出しもそれほど多くないとなると1m押しで良いかと今は思っている。一応8m重なりからの即トップのケースもがあるし。

 

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さっき1m止めてしまっただけに迷ってしまったけど、さすがに和了トップなら迷う要素なくポンですね。本譜はこの4sが対面にロンなので鳴けませんでしたが。